働く人の人間関係と業界の実態

人間関係が離職の原因になる

どのような仕事でも人と人とが関わり仕事をするわけですから、コミュニケーションを取ることや人間関係をより良くするのはとても大事です。人間関係で悩みを持ったことがある方は多いと思います。幼い頃の学校からそのようなことは経験しているかと思います。もしもあなたが人間関係の悪い職場で働いているなら、その状況に我慢して働き続けることが良いことなのでしょうか？考えてみましょう。ある程度の我慢は耐性として必要です。しかしそこには限界があるでしょう。

業績は人間関係次第でもある

人間関係が悪い会社は業績が悪いと言われています。その要因として人材不足や人が育たないことが上げられます。働いている人間同士の仲が悪いところは、その上に立つ人間がしっかりとした管理をすることが出来ていないからでしょう。働く人間同士の仲が悪ければ職場の雰囲気も悪いでしょうから、そのような職場で仕事をすること自体嫌になってしまいます。そのようなことが続けば気持ち良く働くことが出来ませんから、辞めてしまう方も多いです。辞める人が多い施設は人材を確保する為に新しい人材をまた補填して行きますが、すぐに新しい人材が補填出来るとも限りませんし、そのような時にまた離職する人が出てくれば慢性的な人材不足に陥ります。このような状況は人が育ちませんから、優秀な職員を育てることが難しくなります。優秀なスタッフが少なければ会社としても大きくはならないでしょう。
会社が大きくならないということは当然、業績が上がらないことと繋がりますから給料面でのアップにも期待をすることは難しいです。給料が安い職場に新しい人材は集まりませんから悪循環となってしまいます。

介護職での離職理由のトップ

介護の仕事の中で仕事を辞めたいと思っている人の一番多い理由は人間関係のトラブルと言うことが統計でわかっています。給料が安い、休みが取れないなどの理由もありますが、これらの理由と人間関係のトラブルの大きな違いは実際に働いてみなければわからないことです。給料等の待遇面は仕事を選ぶ際にある程度わかっていることです。しかしどのような職場の雰囲気なのか、どんな人が働いているのかは働いてみないとわからないことですから、介護の仕事が好きでも人間関係が上手く行かずに、追いつめられてしまい仕事を辞めざるをえない状況になります。

人と人とが関わることの多い介護職

介護職は全ての仕事が対人間です。仕事をする際に誰とも口をきかないなんてことはありませんからコミュニケーション能力が必要になります。利用者とのコミュニケーション、同僚や上司とのコミュニケーションも介護職には必要な能力だと言えます。